突然エイズで亡くなったティルマンズのパートナー、ヨッヘン・クライン(Jochen Klein 1967-1997)を悼み、作り上げた写真集。この写真集を契機に、ティルマンズはエイズ撲滅のNPO運動に深く関わっていくようになり、さらなる独特な抽象写真へと向うようになる。彼のターニングポイントとでも言うべき、非常に重要な1冊。
<ヴォルフガング・ティルマンズ>
1968年ドイツ、レムシャイト生まれ。10歳で初めての写真を撮り、18歳の頃コピー機を使った組写真を開始する。1988年ハンブルクのカフェギャラリーで初個展を開催し、作品を発表し始める。1989年頃から「i-D」などのカルチャー誌に写真を寄稿し始め、90年代ユースカルチャーの象徴的存在と称される。1996年に拠点をロンドンに構え、さらなる展開をみせ、2000年にはイギリスの権威あるターナー賞を受賞。2003年にテート・ブリテンで初の回顧展を皮切りに、2006年から2008年にかけては2つの大回顧展を開催する。現在はロンドンとベルリンを拠点に活動中。
A collection of photographs created in mourning for Jochen Klein (1967-1997), Tillmans' partner who suddenly died of AIDS. With this photo book as an opportunity, Tillmans became deeply involved in the NPO movement for the eradication of AIDS, and she began to pursue more unique abstract photography. A very important book that should be called his turning point.
編集&デザイン:Wolfgang Tillmans
エッセイ:David Deitcher
出版社 publisher:TASCHEN
刊行年 year:1998
ページ数 pages:180
サイズ size:H333×W270mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:英文/独文/仏文-English/German/French
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:経年並みです。修正あり。/good.