都市住宅 1972年6月号 コンサヴェーションとリニューアル TOSHI-JUTAKU June 1972 No.51
目次
集住体6
責任編集=小沢明 コンサヴェーションとリニューアル アメリカの例にみる
アメリカの裏アーバン・デザインの手法 小沢明
1 <使い捨て>から<使い直し>へ
2 往診建築家 Remedial Architect
3 コンサヴェーションと裏アーバン・デザイン
3-1 VEST-POCKET 縫い込みの手法
3-2 ミネアポリスのスカイウェイ 増殖の手法
3-3 SUPERGRAPHICS 重ね塗りの手法
3-4 アーバン・パートタイム 歩行者天国
3-5 変身のかずかず メタモルフォーシス
ウエストベス・アーチスト・ハウジング
リチャード・マイヤー
キャナル・スクウェア アーサー・コットン・ムーア
ベッドフォード・スツイブサント I.M.ペイほか
ジャクソン・プレイス ロイド・フラッド+ブルース・ビーブ
コンサヴェーションとわれわれ
セルフエイド・ジャーナル第13号
アメニティ報告/桜台コート・ビレジより12 田島学
かたちの生態学/木曾の崖家 益子義弘
環境系としての水/白井の水環境 水環境研究会
イルテイション/西巣鴨共同住宅 遺留品研究所
千里ニュータウン・リポート12 広原盛明・徂徠紀夫
都市住宅セミナー
文化人類学の眼40/ムンダ族の家屋と村落生活 杉山晃一
共同研究:まちや13/笠岡 なまこ壁の町家 奥村達夫
過疎と過密の間7/自立と孤立と 直島とぼくたち LANDIUM
近代建築入門8/ミース (前) 磯崎新・原広司
材料設計法入門4/性能は構法の中にリアライズされる 石村勇二
『都市住宅』は1968年創刊の建築雑誌。元は『SD(スペースデザイン)』の別冊からスピンオフしたもので、住宅をテーマにした専門誌。『SD』編集長だった平良敬一の誘いを受けて、当時他誌を編集していた植田実が編集長となって発行された(植田は100号まで編集長)。住宅のあり方や質を規定する諸問題をさまざまな文脈からとりあげ、同時代の建築家にも多大なる影響を与えた。その後古書店にバックナンバーを求めるほどの熱狂的なファンを生んだ。『都市住宅』はグラフィックデザインの観点からも考察すべきこだわりが随所に見られる。例えば表紙を独立した領域とすることを構想した植田は、建築家・磯崎新と杉浦康平の共同制作を依頼。創刊初期の頃は、磯崎の企画・構想・文章と杉浦のデザインが高度に結合した表紙シリーズが年度ごとに展開された。タイトルロゴは明朝の「都市」とゴシックの「住宅」を組み合わせひとつの漢字として構成している。植田はこのロゴを杉浦の最高傑作と賞賛したそうである。1986年廃刊。
編集者:植田実
編集スタッフ:津端宏/古川茂充/吉田昌弘
題字デザイン:杉浦康平
印刷:凸版印刷
出版社 publisher:鹿島研究所出版会/Kajima Institute Publishing Co., Ltd.
刊行年 year:1972
ページ数 pages:95
サイズ size:H294×W221mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.