民族藝術 ETHNO-ARTS VOL.19 2003 特集:文化遺産の保存と修復
『民族藝術』は、民族芸術学の諸分野に関する論文、資料、書評(レコード等を含む)、芸術批評によって構成された機関誌です。
目次
特集 文化遺産の保存と修復
永井信一・中淳志 カラーグラヴィア:バーミヤーン仏教遺跡の過去と現在
樋口隆康 文化遺産の保存と活用
三浦定俊 文化財の保存と環境
西村貞雄 首里城の形についてー復元を通して
藤田治彦 英国の文化財保存:ナショナル・トラストと古建築物保護協会
田渕俊夫 日本画の保存と修復
見市泰男 能面の保存と修復ー近年の危機的状況について
鄭夙恩 日本の文化財保護制度の歴史
日高真吾 民具の保存処理について
吉田憲司 ルーヴルのなかのアフリカー文化遺産の保存と展示をめぐるポリティクス
関雄二 インカのミイラ「フワニータ」の保存と展示ー
文化財の帰属をめぐる関係者間の対立
市岡康子 映像による民族文化の保存
民族藝術学の諸相
福本繁樹 「染織」と「テキスタイル・アート」ー
現代染織造形と工芸世界の国際間相違をめぐって
濱田淑子 「津軽こぎん」と「南部菱刺し」
乾淑子 幸せの意匠としての着物文様
土田真紀 「模様」の近代ー『富本憲吉模様集』の意味
Eva Kaminski 1970年代以降のドイツ陶芸における日本の影響
尹張夑・尹在信 石仏寺の建築と彫刻
田尻陽一 若者たちによる祭礼文化の創造ー
愛知県半田市成岩3・4区の祭り衣装をめぐって
三村泰臣 周防の神舞
勝本洋子 観客論ーわが国の演劇における
下休場千秋 カメルーン共和国、ティカール王国文化の変容ー
バフツ王宮の博物館計画を事例として
樋上千寿 シャガールの修復
山本美紀 国際音楽祭における「伝統」と「教育」の可能性ー
教育音楽祭Pacific Music Festivalをめぐって
展覧会評・大会報告
藪享 デザインとデザイン史の多様性「クッションから都市計画までーヘルマン・ムテジウスとドイツ工作連盟:ドイツ近代デザインの諸相」展
藤本恵子 「日本最大級の風俗収集品 吉川観方と京都文化」展
濱田淑子 大会報告:民族藝術と東北
彙報
出版社 publisher:民族藝術学会/Minzoku Geijutsu Gakkai
刊行年 year:2003
ページ数 pages:234 pages
サイズ size:H300×W226mm
フォーマット format:softcover
言語 language:和文-Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:特に問題なく良好です/ very good