PAN POESIE パン ポエジイ 復刊第4号 通巻53号 岩本修蔵編
本書パンポエジイの創刊者でもある詩人・岩本修蔵は、同じく日本のモダニズム詩人の北園克衛(1902-1978)とともに詩誌「MADAME BLANCHE(マダムブランシュ)」を1932年に創刊しました。その後1934年8月第17号まで続いたところで終刊し、次号から誌名を「VOU」と変更し、以後1940年10月までの30号まで刊行し、休刊。その後「新技術」「サンドル」等と改題し、再び「VOU」となって160号まで続きました。この第1期ともいえる「VOU」30号までの間に北園氏と岩本氏の間で意見の相違があり、「VOU」誌から岩本修蔵、丹野正、江間章子らが脱退します。その後岩本氏は旧満州へ移住し、日本の詩壇から離れて詩作に励みます。そして1949年に日本に戻り、丹野氏と江間氏と再会し、新しい詩誌「パンポエジイ」を1949年に創刊しました。「パンポエジイ」は1964年までに第49号まで発行したところで、諸事情により一旦休刊となりました。1976年に岩本氏は真の新鮮さを獲得するために再出発を込めて「パンポエジイ」の復刊をしました。本書はその復刊第4号です。
靴音は いつも 門倉実
白い国 波多野マリコ
詩よ・曲射されるぼくを語れ 大久保久夫
夜・曲射するポエム
いじけたランプ2・3 須田貢正
見失ったものの追悼
悲歌 喜春子
夜をたたくピアノに誘われて胎児が目覚める2篇 前沢隆幸
分析学入門 春の秘密 川村洋一
なんだか変な、変ではない必然 條陽子
女の詩(3)<喜春子> 門倉実
and then 大久保久夫
眠る、食べる、パンポエジイ 條陽子
出版社:パンポエジイ編集所
刊行年:1977年
ページ数:22ページ
サイズ:A5
フォーマット:ソフトカバー
言語:和文
付属品:なし
状態:経年並みです。