William Klein: NEW YORK 1954.55 French Edition
ウィリアム・クライン

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ウィリアム・クライン(1926-2022)は18歳で兵隊になりヨーロッパ戦線に配属された。除隊となったフランス・パリでフェルナン・レジェ(Fernand Leger 1881-1955)に出会い、彼を師と仰ぎ画家を志した。当時クラインにとって写真は絵画の仕事の延長だったという。ある日ニューヨークで抽象的な写真の個展を開催したところ、ヴォーグのアート・ディレクターだったアレクサンダー・リーバーマン(Alexander Lieberman 1912-1999)の目に留まり、ヴォーグからの支援を受けることになった。「我々の雑誌で何かをやってみないか?」というヴォーグからの提案に、クラインは「自分が生まれた街をヨーロッパで数年過ごした後で、戻って来た目で見た写真的記録を作りたい」と答え、自身が生まれ育ったニューヨークに戻り写真撮影を開始する。こうして出版されたのが初の写真集『NEW YORK(正式には「LIFE IS GOOD & GOOD FOR YOU IN NEW YORK)』である。従来のドキュメンタリー写真とはあまりに異なったスタイル、裁ち落としのレイアウト、漫画を思わせる連続写真のページが共存し、看板、ポスター、落書きなどの都市の記号がその隙間から溢れ出す彼の写真集は、出版当初こそ評価されなかったが、翌年の1957年に優れた写真家に与えられるナダール賞を受賞したことで彼の出世作、あるいは後世語り継がれる代表作になった。本書はクライン自身がブックデザインを手がけた1995年新装版です。サイズもオリジナルよりも大きくなってオリジナルとはまた違った印象を読者に与える。因にクライン自身はオリジナル版よりも本書の方をいたく気に入っていたらしい。。

ブック&カバーデザイン:William Klein
編集:March'adour



出版社 publisher:MARVAL
刊行年 year:1996
ページ数 pages:256
サイズ size:H338×W245mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:仏文/French
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:見返し傷み。/damaged on the end papers.
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