2018年にAkio Nagasawa Gallery Ginzaで開催された写真家・石黒健治の展覧会に合わせて出版された写真集。原爆投下から20年後の広島を撮影した写真で構成されている。土門拳の『
ヒロシマ』、東松照明の『
<11時02分>NAGASAKI』など被爆後の現地に赴きカメラを向けた写真家はいくつかいるが、石黒健治もその一人。彼は原爆投下から20年経った広島の現在を撮っている。撮影時期は1965年から66年の約一年間で、これらの一部は日本読書新聞に連載されている。横位置のレイアウトを多用し、余白を十分に取ったページ構成は、1968年にネイサン・ライオンズ(Nathan Lyons 1930-2016)がキュレーションした展覧会「コンテンポラリー・フォトグラファーズ-社会的風景に向かって(Contemporary Photographers-Toward A Social Landscape)」の影響だとされている。原本が手元にないので確かではないが1970年に深夜叢書から出版された『
広島 石黒健治 作品集1 HIROSHIMA NOW』の写真を中心に、再構成した印象。著者のサインあり。
アート&エディトリアル・ディレクション:長澤章生
デザイン:中島浩
プリンティング・ディレクター:高柳昇
印刷:東京印書館
出版社 publisher:Akio Nagasawa Publishing
刊行年 year:2018
ページ数 pages:160
サイズ size:H240×W210mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:スリップケース/slip case.
状態 condition:サインあり。新品です。/new, signed.