都市住宅 1973年11月号 ポピュラー・アーキテクチュア TOSHI-JUTAKU November 1973 No.71
目次
ポピュラー・アーキテクチュア? 責任編集=槇文彦
ポピュラー・アーキテクチュア 集住体のひとつの断面 槇文彦
住居の形態と変化 アモス・ラポポート 訳/太田邦夫
明治以後のポピュラー・アーキテクチュア 伊藤ていじ
アーキタイプ・プロトタイプ・ステレオタイプ 谷口吉生+桜井淳
俗悪礼讃 曾根幸一
ポピュラーはどれほど建築か コンペイトー
ポピュラー・アーキテクチュアの培養液 元倉真琴
日本のポピュラー・アーキテクチュア<風俗建築>論 加藤秀俊
ポピュラー・アーキテクチュア?! 槇文彦・伊藤ていじ・曾根幸一・谷口吉生・磯崎新
都市住宅セミナー
文化人類学の眼51/北ナイジェリアーハウサ都市の住居 松下周二
過疎と過密の間11/横浜元町ー生活様式としてのアーバニズム 東海大学建築研究室
『都市住宅』は1968年創刊の建築雑誌。元は『SD(スペースデザイン)』の別冊からスピンオフしたもので、住宅をテーマにした専門誌。『SD』編集長だった平良敬一の誘いを受けて、当時他誌を編集していた植田実が編集長となって発行された(植田は100号まで編集長)。住宅のあり方や質を規定する諸問題をさまざまな文脈からとりあげ、同時代の建築家にも多大なる影響を与えた。その後古書店にバックナンバーを求めるほどの熱狂的なファンを生んだ。『都市住宅』はグラフィックデザインの観点からも考察すべきこだわりが随所に見られる。例えば表紙を独立した領域とすることを構想した植田は、建築家・磯崎新と杉浦康平の共同制作を依頼。創刊初期の頃は、磯崎の企画・構想・文章と杉浦のデザインが高度に結合した表紙シリーズが年度ごとに展開された。タイトルロゴは明朝の「都市」とゴシックの「住宅」を組み合わせひとつの漢字として構成している。植田はこのロゴを杉浦の最高傑作と賞賛したそうである。1986年廃刊。
編集者:植田実
編集スタッフ:津端宏/古川茂充/吉田昌弘/森田伸子/井上律子
題字・表紙基本デザイン:杉浦康平
印刷:凸版印刷
出版社 publisher:鹿島研究所出版会/Kajima Institute Publishing Co., Ltd.
刊行年 year:1973
ページ数 pages:83
サイズ size:H294×W221mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.