都市住宅 1973年05月号 集住体と集緑体(後編) TOSHI-JUTAKU May 1973 No.64
目次
集住体と集緑体 後編 責任編集=西沢文隆+太田隆信
口絵カラー/世界の集住体と緑
緑・人・自然 村野藤吾+西沢文隆
緑のスクラップ・ブック 実践編 110項 編=太田隆信
寄稿=伊藤哲夫・三井所清典・太田尊靖・松林祐爾
地域と緑
中国の緑=北村隆夫 ユーラシアの人と緑と家=相沢韶男
<庭の都>テヘランの緑=本城和彦
ユニテの自然ーその拒否と対話=駒田知彦
アメリカの対極的空間の意味=山口宏
集住体のための樹木
選=宮脇昭・中村一・吉村元男・川村善之・西沢文隆
樹木リスト 選=西沢文隆
参考文献
編集後記
都市住宅セミナー
文化人類学の眼48/イタリア中部山村の住居 谷泰
共同研究:まちや23/有松ー街道沿いの商家群 安昌寿
『都市住宅』は1968年創刊の建築雑誌。元は『SD(スペースデザイン)』の別冊からスピンオフしたもので、住宅をテーマにした専門誌。『SD』編集長だった平良敬一の誘いを受けて、当時他誌を編集していた植田実が編集長となって発行された(植田は100号まで編集長)。住宅のあり方や質を規定する諸問題をさまざまな文脈からとりあげ、同時代の建築家にも多大なる影響を与えた。その後古書店にバックナンバーを求めるほどの熱狂的なファンを生んだ。『都市住宅』はグラフィックデザインの観点からも考察すべきこだわりが随所に見られる。例えば表紙を独立した領域とすることを構想した植田は、建築家・磯崎新と杉浦康平の共同制作を依頼。創刊初期の頃は、磯崎の企画・構想・文章と杉浦のデザインが高度に結合した表紙シリーズが年度ごとに展開された。タイトルロゴは明朝の「都市」とゴシックの「住宅」を組み合わせひとつの漢字として構成している。植田はこのロゴを杉浦の最高傑作と賞賛したそうである。1986年廃刊。
編集者:植田実
編集スタッフ:津端宏/古川茂充/吉田昌弘
題字・表紙基本デザイン:杉浦康平
印刷:凸版印刷
出版社 publisher:鹿島研究所出版会/Kajima Institute Publishing Co., Ltd.
刊行年 year:1973
ページ数 pages:119
サイズ size:H294×W221mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.