都市住宅 1973年04月号 住居の地理学 TOSHI-JUTAKU April 1973 No.63
目次
住居の地理学 責任編集=榎村裕・黒川春樹・小林光・佐藤盛敏
建築と地理学の間 高橋潤二郎
地理学とは
都市の風景
集住体の風景
谷中の風景
五丁目の風景
家の中の風景
仮説
検定
結論
地理学の言葉・参考文献
編集後記
都市住宅セミナー
共同研究:まちや22/伏見ー色彩 大石真理子
近代建築入門11/リートフェルト 磯崎新・原広司
海外の旅・留学・仕事2/イェールのムーア教授 石井和紘
材料設計法入門13 最終回/個性的材料設計法 石村勇二
『都市住宅』は1968年創刊の建築雑誌。元は『SD(スペースデザイン)』の別冊からスピンオフしたもので、住宅をテーマにした専門誌。『SD』編集長だった平良敬一の誘いを受けて、当時他誌を編集していた植田実が編集長となって発行された(植田は100号まで編集長)。住宅のあり方や質を規定する諸問題をさまざまな文脈からとりあげ、同時代の建築家にも多大なる影響を与えた。その後古書店にバックナンバーを求めるほどの熱狂的なファンを生んだ。『都市住宅』はグラフィックデザインの観点からも考察すべきこだわりが随所に見られる。例えば表紙を独立した領域とすることを構想した植田は、建築家・磯崎新と杉浦康平の共同制作を依頼。創刊初期の頃は、磯崎の企画・構想・文章と杉浦のデザインが高度に結合した表紙シリーズが年度ごとに展開された。タイトルロゴは明朝の「都市」とゴシックの「住宅」を組み合わせひとつの漢字として構成している。植田はこのロゴを杉浦の最高傑作と賞賛したそうである。1986年廃刊。
編集者:植田実
編集スタッフ:津端宏/古川茂充/吉田昌弘
題字・表紙基本デザイン:杉浦康平
印刷:凸版印刷
出版社 publisher:鹿島研究所出版会/Kajima Institute Publishing Co., Ltd.
刊行年 year:1973
ページ数 pages:90
サイズ size:H294×W221mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.