都市住宅 1972年9月号 支え構造と分離ユニット TOSHI-JUTAKU September 1972 No.55
目次
集住体9 責任編集=ニコラス・J. ハブラーキン
支え構造と分離ユニット
あなたには<普通>はデザインできない N.J. ハブラーキン
ハウジング・再考・手ほどき N.J. ハブラーキン
1. ハウジングに作用する2つの領界
2. 人と住まいの関係
3. 生産システムの場
4. 2つの領界の再導入
5. 生産の2つの流れ
6. 今日から明日へ
ゾーニングとグリッド N.J. ハブラーキン+SAR
SARとは何か
ゾーン
基準グリッド
平面計画への応用
基準グリッド内のゾーン配置
追跡 ある考えの展開 N.J. ハブラーキン+SAR
1. ゾーンと境界
2. 連続するゾーン
3. 都市の組織
4. 区画としてのセクション
5. 分離ユニット
6. 仕上げ技術
7. リンショーテン計画
さまよわぬオランダ人 中沢藤胡
セルフメイド・ジャーナル第16号
アメニティ報告/桜台コート・ビレジより14 田島学
かたちの生態学/坂橋本町変電所 益子義弘
環境系としての水/柳川の水環境 高橋文洋・渡部一二・村山忠
アーバン・ファサード/風景としての赤羽台団地 元倉真琴
イルティション/三河島元都営住宅 遺留品研究所
都市住宅セミナー
近代建築入門10/幕間 磯崎新・原広司
共同研究:まちや16/志度 四間取り町家 柳美代子
材料設計法入門7/材料情報シートその1 屋根材 石村勇二
コミュナルポリス/デザイン・サーヴェイへの再批評 中村幸安
『都市住宅』は1968年創刊の建築雑誌。元は『SD(スペースデザイン)』の別冊からスピンオフしたもので、住宅をテーマにした専門誌。『SD』編集長だった平良敬一の誘いを受けて、当時他誌を編集していた植田実が編集長となって発行された(植田は100号まで編集長)。住宅のあり方や質を規定する諸問題をさまざまな文脈からとりあげ、同時代の建築家にも多大なる影響を与えた。その後古書店にバックナンバーを求めるほどの熱狂的なファンを生んだ。『都市住宅』はグラフィックデザインの観点からも考察すべきこだわりが随所に見られる。例えば表紙を独立した領域とすることを構想した植田は、建築家・磯崎新と杉浦康平の共同制作を依頼。創刊初期の頃は、磯崎の企画・構想・文章と杉浦のデザインが高度に結合した表紙シリーズが年度ごとに展開された。タイトルロゴは明朝の「都市」とゴシックの「住宅」を組み合わせひとつの漢字として構成している。植田はこのロゴを杉浦の最高傑作と賞賛したそうである。1986年廃刊。
編集者:植田実
編集スタッフ:津端宏/古川茂充/吉田昌弘
題字デザイン:杉浦康平
印刷:凸版印刷
出版社 publisher:鹿島研究所出版会/Kajima Institute Publishing Co., Ltd.
刊行年 year:1972
ページ数 pages:92
サイズ size:H294×W221mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.