日本新興写真の旗手とも言われた写真家・堀野正雄(1907-1998)が戦前に著した写真術の指南書。女性を写す際の実務的な内容や心得などを、写真家自身の作品を交えて解説している。収録作はちょうど100点。ロシア・アヴァンギャルドからの影響が色濃い素敵な装幀は井手俊郎によるもの。
堀野は1932年に代表作『
カメラ・眼×鉄・構成』を上梓し脚光を浴びたが、戦後は上海から引き揚げて日本に戻ったものの、写真家としての活動はせず、またその事についても語ろうとはせず、時代の中に埋もれたまま亡くなった幻の写真家として認識されている。
装幀:井手俊郎
出版社 publisher:新潮社/Shinchosha
刊行年 year:1938
ページ数 pages:100 plates
サイズ size:H256×W205mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:函、カバー/slip case, dust jacket.
状態 condition:函、カバー背少傷み。それ以外は経年並みです。/slightly damaged on the slip case and dust jacket, good.