光と影 森山大道 写真集 LIGHT AND SHADOW Daido Moriyama

写真のタブロー化や予定調和的表現性への反発を込め写真を一度解体した森山大道の代表作であり問題作『写真よさようなら』が出版されたのが1972年。出版後の森山は「写真と肉離れ」してしまい、ひたすら空漠感に苛まれていたと述べている。その後の10年間に彼はワーク・ショップ写真学校に関わり、カメラ毎日誌上で「桜花」や「日本三景」を撮ったり、シルクスクリーン制作をしてみたものの、面白味を感じられず、ついには三年間ほど写真と離れてしまう。そんな彼を再び写真に呼び戻したのが雑誌「写真時代」での連載がきっかけで生まれた本書『光と影』である。第二期森山大道の出発点。ちなみに写真家・松江泰治は学生時代に本書と出会い多大なる影響を受けたそう。本書は珍しい帯付きでの入荷です。

装幀:高麗隆彦
印刷製本:図書印刷

出版社 publisher:冬樹社/Tojusha
刊行年 year:1982 First Edition
ページ数 pages:214
サイズ size:H295×W220mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band(obi).
状態 condition:帯少傷み。見返し少折れ。/slightly damaged on the obi and end paper.
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