ピエール・クロソウスキー 伝達のドラマトゥルギー 大森晋輔

キリスト教神学と西洋近代思想の交点に輝く
幾重にも韜晦のヴェールに覆われた思想家の生涯の探究
その全貌を視野におさめる本邦初のモノグラフィー!(帯文より)

目次
はじめに
第一部 伝達/交流の形式としてのパトファニー
 第一章 神性と演劇ー古代ローマをめぐる思考から
 第二章 クロソウスキーと俳優ー一九八〇年のカルメロ・ベーネ論から
第二部 『わが隣人サド』における伝達
 第一章 『わが隣人サド』初版(一九四七)
 第二章 伝達、共犯性、シミュラークルー一九六三年のバタイユ論から
 第三章 『わが隣人サド』再版(一九六七)
第三部 ニーチェ論における伝達
 第一章 ニーチェと俳優ー「ニーチェ、多神教、パロディ」より
 第二章 <永遠回帰>の体験
 第三章 衝動の記号論
 第四章 「教理のシミュラークル/シミュラークルの教理」としての<永遠回帰>
第四部 『歓待の掟』における伝達
 第一章 「独自の記号」とロベルトの身体の現前
 第二章 身体を模倣する言語
 第三章 策略としてのシミュラークル
第五部 言葉の試練としてのエクフラシスー『アエネイス』の翻訳をめぐって
 第一章 ラテン語が喚起するイマージュと屈折
 第二章 エクフラシスー身体と/の言語
 第三章 言語の呪術性/演劇性
第六部 絵画論における伝達
 第一章 シミュラークルとしてのタブロー
 第二章 タブローの成立条件
 第三章 新たな伝達の言語へ向けて
結論
コラム1 ピエール・クロソウスキー、または受肉せる霊/言語
コラム2 もう一人の「ロベルト」ー若きクロソウスキーの肖像
コラム3 芸術のY字路ークロソウスキーとバルテュス
あとがき
初出一覧
図版一覧/参考文献一覧/註/索引

装幀=清岡秀哉
カバー写真=田原桂一

出版社 publisher:左右社
刊行年 year:2014
ページ数 pages:395
サイズ size:B6
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:新品です。/new
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