吉川霊華展 近代にうまれた線の探究者 Kikkawa Reika An Explorer for Lines in Modern Times
2012年に東京国立近代美術館で開催された吉川霊華(1875-1925)展カタログ。吉川霊華は東京湯島に生まれ、浮世絵や狩野派の手習いを受けた後、有識故実の研究者であった松原佐久(1836-1910)の影響で、幕末の復古大和絵派の画家、冷泉為恭(1823-1864)を模範としてやまと絵を学ぶ。1916年に鏑木清方(1878-1972)や平福百穂(1877-1933)らと結成した金鈴社という舞台を得て画壇にその名が知られるようになっても、帝展などの大きな展覧会からは距離を置き、独自の表現を探究する姿勢を貫いた。回顧展としてはほぼ30年ぶりとなる展覧会の図録となる。
目次
あいさつ
謝辞
模索の時代
金鈴社の時代
円熟の時代
中国の詩と説話
和歌と古典物語
仏と祈り
資料
吉川霊華について 鶴見香織
作品目録・解説
落款
年譜
文献目録
出品作品一覧
編集=鶴見香織、大谷省吾
デザイン=森大志郎+川村格夫
出版社 publisher:東京国立近代美術館/The National Museum of Modern Art
刊行年 year:2012
ページ数 pages:223
サイズ size:H258×W187mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/部分的に英文-Japanese/English in some parts
付属品 attachment:カバー、正誤表/dust jacket,errata
状態 condition:特に問題なく良好です/very good.