シュペルヴィエル抄 ジュール・シュペルヴィエル Jules Supervielle 堀口大學 訳
ジュール・シュペルヴィエル(1884-1960)ーファンタジックなイメージと奔放な想像力によって、日本の現代文学にも多大な影響をあたえつづけた南米ウルグアイのモンテヴィデオ生まれのフランス詩人。わが国への紹介者、また最適の訳者として詩人堀口大學()が遺した、愛誦すべき佳什七十七篇ほか短篇集「沖の小娘」「ノアの方舟」などシュペルヴィエル作品をめぐる全訳業新訳版。(帯文より)
装幀=望月玲
目次
詩集
荷揚場(1922年)
死を待ちながら
林
あのどんよりした雲のうしろ
ブラジルの寄港地
闘牛
戦友
乗込み
椰子の木影で
逃走
引力(1925年)
肖像
生存者
炎の尖端
ロートレアモンに
海へ投身した男
生きる
一つの声が
死美人
昨日と今日
動作
沖合
出帆
上甲板
沖の下
交換
巡回の道
無実の囚人(1930年)
囚人
心臓
捉える
しばらくひとりで
分散
おきき
ドアよ、ドアよ
僕は一本のポプラを
オロロン-サント-マリー
Whisper in agony
請願書
無神
カルナヴァレ博物館
天の火
ねざめ
それ
この沈黙のうしろ
君の心臓
天空
仔鹿
灰色の支那の牛が
太陽が
森の奥
眠る湖
未知の友ら(1934年)
時間の馬たち
顔
呼びかけ
魂
舟あと
この手
恋愛
或る詩人
すると物体が
ドア
犬
追従者
魚
羚羊
漂泊びと
彼ひとり
第二の自我
難破
他界の忍者
川と一緒に歌うには
席を譲る
世界の寓話(1938年)
神さまが仰しゃる
未知なる神への祈り
闇が渇きを
僕は一人海上に
知られぬ海
その他の詩篇
古参の地平線
この孤独の
沖の小娘(1930年)
沖の小娘
秣槽の牡牛と驢馬
セーヌ川の名無し女
天空の跛行者たち
ラーニ
ヴィオロン声の少女
或る競馬のつづき
犯跡と沼
ノアの方舟(1938年)
ノアの方舟
エジプトへの逃亡
砂漠のアントワーヌ
少女
牛乳の椀
蝋人形
また見る妻
その他の作品
善意爆弾(1949年)
善意爆弾
ありがたち
幼女ひとり
牝牛
巨人たち
宇宙の発足(1950年)
イオ
羊三頭つれた後家さん
泉に飲む(1933年)
オロ-プレト紀行
解説 安藤元雄
年譜 田口啓子編
出版社 publisher:小沢書店/Ozawa shoten
刊行年 year:1992 first edition
ページ数 pages:285
サイズ size:A5
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:特に問題なく良好です/very good