アプリケ芸術50年 宮脇綾子遺作展 図録 applique Ayako Miyawaki
アップリケ作家・宮脇綾子(1905-1995)の作品集です。1997年から98年にかけて全国を巡回した遺作展のカタログです。野菜や果物、また生物をモチーフにしたアプリケ計100点以上がカラー図版で掲載されています。杉村春子、杉本健吉らの寄稿文も収録。
「私は貧乏をいやというほど経験いたしました。でも私は貧乏の経験があったからこそ、ボロ布に目をつけたのだと思います。豊かになんでもあり余るように育てられたら、ボロ布の美しさなどに気がつかなかったのかもしれません。そう考えますと、貧乏をしたということもむしろ感謝すべきで、今の私にはすべてを肯定できます。仕事は人間形成だと思います。あっと人を驚かせるようなものをつくろうとすると、必ず失敗します。私は哲学は分かりませんけれど、人生とはこういうものなのだと、最近しみじみ思います」
明治、大正、昭和、平成という時代を生き抜いた彼女の言葉は深く響く。
目次
ごあいさつ
類のない独創的なお仕事 杉村春子
藍は愛に通じる 黒柳徹子
宮脇あやさん 杉本健吉
私にとっての宮脇先生 山田昌
宮脇綾子先生の"仕事" 森南海子
花がよみがえる 重森守
「慈愛」に魅せられて 丹羽綾子
アプリケ芸術-宮脇綾子の仕事 切畑健
宮脇綾子その人生 川辺雅美
作品
はりえ日記・色紙日記
参考出品
特別出品
亡き母えの想い
創作アプリケ綾の会
年譜
私のアプリケ-創作する喜び 宮脇綾子
主要参考文献
出品目録
ブックデザイン=西岡勉
出版社 publisher:朝日新聞社/Asahi Shimbun
刊行年 year:1997
ページ数 pages:199
サイズ size:H303×W225mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:特に問題なく良好です/very good