UK77 Shinro Ohtake 大竹伸朗 作品集
1974年の春、高校卒業後の大竹伸朗は北海道別海町の牧場で働きだした。ある日牛舎の基礎づくりのための穴掘り仕事をしていた時である。スコップ一本で必死に穴を掘り続け、深さ25メートルに達した時に突然、「外国へ行こう!」。それから大竹はロンドンへ行った。本書は彼が室内改装のペンキ塗りやチラシ配り、フィルムの現像所でのアルバイトをしながら過ごしたロンドンで、描き、撮り、拾った物や事、一切合切の集積。1982年に初個展を開催し、日本を代表する美術家として活躍し始める以前の出納日記。
初めて昼間のロンドンという街を歩き、路上に落ちている新聞やキャンディーの包み紙すべてに「英語」が印刷されていることにひどく興奮した。こんなものが路上にタダで落ちているなら、いくらでも何かをつくれるような気がした。(帯文より)
デザイン:池田進吾
英訳:アルフレッド・バーンバウム
作品撮影:平野晋子
印刷・製本:シナノ
出版社 publisher:月曜社/Getsuyosha
刊行年 year:2004
ページ数 pages:656
サイズ size:H260 x W190mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:帯少傷み。/slightly damaged on the wraparound band.