ベルエポックの休日 生誕100年ラルティーグ写真展 Jacques-Henri Lartigue

Jacques-Henri LARTIGUE la retrospective d'um amateur genial
1995年から1996年にかけて、Bunkamura ザ・ミュージアム、大丸ミュージアム(大阪)、ひろしま美術館を巡回したジャック=アンリ・ラルティーグ(1894-1986)の写真展カタログ。生誕100年を記念して開催されたもの。
1894年、ラルティーグはフランス、パリ郊外の裕福な家庭に生まれ、幼い時から写真好きな父親の影響でカメラを手にする。当時まだ珍しかったカメラの虜になったラルティーグは身近人たちの日常生活を撮る楽しみを覚える。彼が幼い眼で見た時代は、20世紀が産声を上げたばかりのアール・ヌーヴォーの最盛期だった。カメラはその時代背景を克明に記録している。当時流行の衣服で着飾った女性たち、優雅に街を歩く姿を写したスナップショットはスタジオから出たファッション写真の歴史として彼の作品は貴重な時代の証として知られている。
無名のラルティーグを見出だしたのは、ニューヨーク近代美術館の当時の写真部長、ジョン・シャーカフスキー(1925-2007)で、1963年に同館で初の個展が開催されている。束縛されない自由な表現とカメラを向ける純真なまなざしで撮られた作品は、アメリカで脚光を浴びる。その後1968年に写真家リチャード・アヴェドン(1923-2004)の編集による『DIARY OF A CENTURY(一世紀の日記)』が出版されたことによって、彼の名は世界中で知られ、愛される存在となった。自らは生涯アマチュア写真家を標榜していたが、今ではフランスの生んだ偉大な写真家の一人として広く認知されている。本書では20世紀初頭のモノクローム写真を収録。その他オートクロームで撮られた1910年代初頭の貴重なカラー写真も所収されている。

目次
ごあいさつ
日本展によせて ピエール・ボラン
洒落ものたちのポートレート 松本徳彦
写真家ジャック=アンリ・ラルティーグの幸せ パトリック・コスタ
図版
日記
参考資料

協力=大沢類 村上香住子
デザイン=伊勢功治
制作=ニューアート西武

出版社 publisher:朝日新聞社/Asahi Shimbun
刊行年 year:1995
ページ数 pages:254
サイズ size:H297×W224mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/仏文-Japanese/French
付属品 attachment:
状態 condition:経年並みです。/good
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