SENTO Julia Baier 銭湯 ユリア・バイヤー 写真集 署名本 signed

ドイツ・ベルリン在住の写真家、ユリア・バイヤーの写真集。水に関わる作品集を発表した前作『Swimming Pools』に引き続き、今回は日本の風呂文化の一つ、"銭湯"を撮った写真集。2005年の夏に彼女は初めて銭湯に出会い、日本滞在中に集中して銭湯に通い続けた(なんと一度は女湯だけではなく、男湯も撮影をした)という。不思議なことに彼女の写真には、被写体と距離をとりつつも、よそよそしくなく、心地よい距離感を保っているのが感じられる。他人の極めてプライベートな空間に踏み込みながらも、赤面して目を逸らさなければならないような気分にならない理由は、彼女が十分に習得しているこの独特な距離感にあると思われる。外国人が撮った日本の風呂文化、そして日本人が撮った日本の風呂文化。比較するのであれば橋本照崇氏の『西山温泉』を参照するのもまた面白いかも。日本においてもそれほど発表されていない銭湯写真。サイン本です。

<ユリア・バイヤー Julia Baier>
1971年アウグスブルク生まれ。1991年から95年までブレーメン大学(Universitat Bremen)で心理学、ロマン語、ロマン文学、美術を専攻。さらに1995年からはブレーメン芸術大学(Hochschule für Künste Bremen)でグラフィックデザインと特に写真を学ぶ。1998年からはフリーランスの写真家として活動中。現在はベルリンを拠点に国内外の新聞、雑誌、各種代理店、そしてクライアントなどに作品を提供している。彼女は"語ること"と"人間に対する関心"という二つのモチーフを繰り返し取りあげている。

<ペータ・ビアロブレスキ Peter Bialobrzeski>
ハンブルク在住の写真家。2002年以降はブレーメン芸術大学写真家教授として教壇に立つ。ユリア・バイヤーは、彼の教え子である。

目次
野村ヨシノリ『水を得たユリア』
写真
写真索引
心地よい距離感のある写真 ペータ・ビアロブレスキとユリア・バイヤーの往復メール
経歴
謝辞
編集付記

デザイン=Ole Kaleschke/オーレ・カレシュケ

出版社 publlisher:Peperoni Books
刊行年 year:2008 first edition
ページ数 pages:95
サイズ size:H270×W215mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:独文/和文/英文-German/Japanese/English
付属品 attachment:別刷りシート/attached sheet
状態 condition:サインあり。新品です。/new, signed
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