池袋モンパルナス展 ようこそ、アトリエ村へ! 20世紀検証シリーズ No.3 IKEBUKURO MONTPARNASSE
2011年に板橋区立美術館で開催された池袋モンパルナス展図録。日本の近代絵画の中でも特に前衛絵画に取り組んだ作家を収集、展示する「20世紀検証シリーズ」の第3弾として企画されたもの。1930年代、まだ沼地の残る池袋にアトリエ付きの住宅が建ち始める。賃料も安く、画期的なこの住宅は全国各地から集まった画学生や絵描きに人気で、たちまちアトリエ村が出来上がった。ここに暮らした詩人・小熊秀雄(1901-1940)はこの集落を芸術の都、パリのモンパルナスに重ね合わせて「池袋モンパルナス」という詩をよんだ。近年、研究が進んだ池袋モンパルナスを改めて検証するもの。1941年と2011年当時の池袋周辺マップが付属。
目次
ごあいさつ
「池袋モンパルナス必携」本田晴彦
図版
第1章 小熊秀雄と長谷川利行 東京を見つめた二人の芸術家
第2章 池袋美術家クラブ 画家たちの交流の場
第3章 アトリエ村に暮らした美術文化協会の画家たち
第4章 新人画会 戦時下の画家たち
第5章 吉井忠の日記から アトリエ村の日々
第6章 寺田政明と吉沢岩美 池袋モンパルナスの二人の画家
第7章 池袋モンパルナスの多彩な芸術家 様々な地域、関心
「麻生君、金子君とアトリエ村のこと」関口一郎
「『池袋モンパルナス』の日々 吉井忠の日記からみえるもの」弘中智子
吉井忠の日記(1936-1945)書起し
出品作家略歴
関連年表
主要参考文献
出品作品リスト
企画=弘中智子
デザイン・制作=松尾由佳
製版・印刷・製本=山田写真製版所
出版社 publisher:板橋区立美術館/Itabashi Art Museum
刊行年 year:2011
ページ数 pages:167
サイズ size:H300×W218mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:付録マップ/an attache Map
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.