グレー村の画家たち 展覧会カタログ The Painters in Grez-sur-Loing
グレー村は、パリから約70kmに位置し、フォンテーヌブローの南端、セーヌ河の支流ロワン川沿いにある牧歌的な村。この村に、19世紀後半から20世紀にかけ、イギリス、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、アメリカそして日本から多くの画家たちが集まり、川辺のホテルに滞在し、村を取り巻く豊かな自然を描いた。本展覧会カタログはそのグレー村をテーマとした展覧会で、これまで同地を特定できる作品が少なく、開催は困難とされていたが、関係者らの協力により世界で初めて実現した記念碑的な催し。
目次
ごあいさつ
芸術家村グレー=シュル=ロワン
ーその前史、地誌、および日本との関係について 荒屋敷透
資料「ヌムール経由で芸術家コロニー、グレー村へ」シリ・フォン・エッセン/藤井恵美訳
「.....事物の得も言われぬ慄き.....」
グレー=シュル・ロワンに集うイギリスとアイルランドの画家たち ケネス・マッコンキー
グレー=シュル・ロワンで活動したスウェーデンなど
スカンジナビア出身の画家たち トシュテン・グンナション
グレーのアメリカ人画家 ウィリアム・H. ガーツ
日本画家たちの聖地グレー村 前川公秀
資料篇
グレー村を訪れた日本人画家たち 志賀秀孝
児島虎次郎とグレー 渡辺浩美
グレーにて風景を描く 枝松亜子
西欧絵画紹介における一考察 バルビゾン派と白樺派 立入正之
作家解説
関連年表
グレー村関連地図
はがきに見るグレー村
作家の言葉
参考文献抄
出品リスト
デザイン:梯耕治
出版社 publisher:読売新聞社/美術館連絡協議会-The Yomiuri Shimbun/The Japan Association of Art Museums
刊行年 year:2000
ページ数 pages:303
サイズ size:H260×W191mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.