MARK ROTHKO マーク・ロスコ 川村記念美術館
マーク・ロスコ(1903-1970)晩年の傑作「シーグラム壁画」シリーズは、当初ニューヨークの高級レストラン「フォー・シーズンズ」のために制作されたが、彼が一方的に契約を破棄したため、作品群は散逸した。全30点が現存するといわれているこのシリーズのうち数点を保有するテート・モダンと川村記念美術館との共同企画によって実現した、ロスコの晩年に焦点を当てた国際巡回展が2008年から2009年にかけて開催された。本書はロスコの代表作100点を収録した、本邦初の本格的作品集。
目次
シーグラム壁画 1958-1959
私にはロスコの声が聞こえる ドリー・アシュトンとの対話 林寿美
光の影 マーク・ロスコ晩年のシリーズ アヒム・ボルヒャルト=ヒューム
作品 1949-1969
円熟期/シーグラム壁画/晩年
ロスコ評伝
マーク・ロスコの生涯 村田真
ロスコ論集
「対幻想」としてのカラー・フィールド 加治屋健司
保存修復から見たシーグラム壁画
レズリー・カーライル/ヤープ・ボーン/メアリ・バスティン/パトリシア・スミゼン
絵画と空間 ロスコ・チャペルの経験 林道郎
資料編
ロスコの言葉
年譜
主要参考文献
ロスコをめぐるキーワード50
作品リスト
ブックデザイン:秋田寛 アキタ・デザイン・カン(森田恭行+佐々木未来)
出版社 publisher:淡交社/Tankosha Publishing
刊行年 year:2009
ページ数 pages:223
サイズ size:H245×W195mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、正誤表/dust jacket, errata
状態 condition:良好です。/very good.