沖縄を代表する写真家の一人、平敷兼七(1948-2009)の写真集。本格的に写真を撮り始めた1960年代から晩年の2005年までの写真が収録されており、彼の集大成となる一冊。生活のために身体を売ることを余儀無くされた沖縄の女性たちや、貧しさの中であるがままに生きる人々にカメラを向けるなど、彼は終生沖縄を撮り続けた写真家である。長い付き合いの中で見せる被写体の表情や瞬間こそが平敷氏の撮影技術といえるかもしれない。ちなみにこの本は彼にとって初めてとなる個人写真集だが、その二年後に平敷氏が亡くなったことで唯一の写真集となってしまったことは非常に残念である。
平敷兼七
インタビュー
代表・中條朝
インタビュー
編集:平敷兼七写真集刊行委員会(代表 中條朝)
デザイン:追川恵子
印刷・製本:新栄堂
出版社 publisher:影書房/Kage Shobo
刊行年 year:2007 First Edition
ページ数 pages:194
サイズ size:H189×W188mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket.
状態 condition:カバー少傷み。/slightly damaged on the dust jacket.