イリヤ・カバコフ自伝 60年代-70年代、非公式の芸術 鴻英良 訳 Ilya Kabakov
友人たちがわけもなく逮捕され、どこかへ消えてしまうことの恐怖。地下芸術家たちの日常は、しかしマグマのエネルギーを培っていった。封印された未知の世界に、生命を吹き込む巨匠の証言。(帯文より)
目次
凡例
はじめに
1
六〇年代
一九六一年以前
六〇年代
田舎者根性
隠蔽
対等の権利をもった言葉と図像
粗悪品
2
七〇年代
六〇年分の分類
E・シュテインベルク
M・シュヴァルツマン
<モスクワ上空の空気>
社会芸術の時代
作品の記述
『灰色の紙と白い紙の上に』
<白い>絵画
3
六〇年代芸術における人格主義の弁明
一 絶対零度からの出発
二 六〇年代の地下の芸術家たち
三 六〇年代の一般的な評価と七〇年代のパトス
四 六〇年代芸術における<師弟関係>
五 六〇年代の死の画家たち
六 ユロ・ソオスチェルの芸術
七 生活、暗く陽気な貧困、ロマンチシズム
八 恐怖、もしくは処刑の夢
九 歓喜と失墜
付録
一 エリック・ブラートフ 表面 光
二 オレーグ・ヴァシーリエフ 周囲との接触領域における記憶
三 オレーグ・ヴァシーリエフ 『秋の肖像』
四 イリヤ・カバコフ アルバム
五 イリヤ・カバコフ 作家は自分の作品を二度見る
証言としての自伝=芸術 鴻英良
出版社 publisher:みすず書房
刊行年 year:2007
ページ数 pages:391
サイズ size:H205×W155mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯
状態 condition:カバー少傷み。