Fragrance and Design: SHISEIDO Perfume Bottle Story since 1917
香りと意匠 資生堂香水瓶物語 研究紀要おいでるみん

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これまで鑑賞の対象ではあっても、あまり研究の対象とはされてこなかった香水瓶。本書では優れた工芸品という視座から、資生堂所蔵の資料を中心に、香水瓶についての歴史を振り返りながら、その変遷と時代との関わりをまとめた一冊。

目次
発刊の辞 一橋忠
1 資生堂香水瓶物語
 (1) 資生堂香水瓶デザインの源流
  「オイデルミン」とパリの秋
  十九世紀末期、アール・ヌーヴォーの息吹
  資生堂初の香水「花椿」
  「香水は生きている」
 (2) 大正モダニズムの芳しき世界
  ビアズリー狂い、矢部季
  「梅の花」と「藤の花」
  大正モダニズムと芳しき商品群
  「菊」と小村雪岱
  唐草デザインと香水広告
  資生堂調デザインの担い手、前田貢
  沢令花と資生堂工藝研究部
 (3)艱難辛苦の時代のなかで
  山名文夫と化粧品広告
  戦争前の香水群
  山本武夫の世界観
  香水受難の時代
  高級香水の大量受注
  高級香水の放出
  香水復活と戦後の唐草
  イラストレーションから写真表現時代へ
 (4)日本回帰とセルジュ・ルタンスの時代
  東洋の粋、禅の世界
  香水の純日本回帰路線
  「エムジー5」のボトル革命
  日米合作が生んだ「インウイ」
  香水広告のクリエーターたち
  山口小夜子の艶
  セルジュ・ルタンスの登場
  記念品としての香水瓶
  アール・ヌーヴォー回帰の九〇年代
 (5)資生堂のフレグランス その意匠のゆくえ
  「禅」から「ZEN」へ
  香りの本場で創られたヴォカリーズ
  フレグランスに「唐草」をよみがえらす
  商品をして、すべてを語らしめよ。
2 「香りの流行」からみるフレグランス近現代史 森下薫
3 わがフレグランス人生、四〇年 杉浦俊作
資生堂香水 主要ブランド発売年表
参考文献

発行者:一橋忠
編集:資生堂企業文化部
装丁・レイアウト:三浦遊
印刷・製本:幸栄グラフィック

出版社 publisher:資生堂 企業文化部/SHISEIDO
刊行年 year:2008
ページ数 pages: 196
サイズ size:H210×W148 mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:正誤表/errata
状態 condition:経年並みです。/good.
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