TELEVISION 1975-1976 Mochizuki Masao
テレヴィジョン 1975-1976 望月正夫
写真家・望月正夫の代表作。1970年代、80年代は表立って活動していなかったが、テレビの映像を一枚の印画紙に定着させた本書によって一躍有名になった作品。6×6の二眼レフのピントガラスに35個の枠を格子状に描き、部屋を暗室状態にしてカメラをテレビに向ける。流れる映像を枠にはめ込んでシャッターを切り、1枠ずつずらしてシャッターを切っていく。最終的に35回シャッターを切り終わった段階でようやくフィルムを巻き上げるという、非常にトリッキーな作業によって制作されている。作品総数は42あり、サイズはまちまち。二年間で約200プレート、7000ショットを撮影している。本書にはそのうち35作品、182プレート6370ショットを収録している。
文:生井英考
発売元:邑元舎
デザイン:鈴木大助
プリンティングディレクション・分解:西川茂
印刷:フクイン
製本:牧製本印刷
出版社 publisher:スナップ社/SNAP SHA
刊行年 year:2001
ページ数 pages:
サイズ size:H285×W277mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:函/slip case.
状態 condition:函少傷み。/slightly damaged on the slip case.