バウハウス・デッサウ展 カタログ BAUHAUS experience, dessau
2008年に東京藝術大学大学美術館を皮切りに、その後浜松、新潟、宇都宮を巡回したバウハウスの展覧会カタログ。創設者ヴァルター・グロピウス(1883-1969)の理想がより具体化されたデッサウ期に焦点を当てて紹介されている。カンディンスキーやクレーなどマイスターたちによる基礎教育の成果を示す学生作品から、工房製品、舞台工房の上演作品資料、絵画、写真まで、バウハウスの豊かな活動を収録。
目次
序論:「バウハウス・デッサウ」展 薩摩雅登
バウハウスを集める、バウハウスを伝える
ヴォルフガング・テーナー/ルッツ・シェーベ/ヴェルナー・メラー
経験としてのバウハウスへ 真柄淳二/薩摩雅登
Chapter 1 バウハウスとその時代
バウハウスとその時代
同時代チャート
手工業と産業革命/工芸の改革とユーゲントシュティール/
ドイツ工作連盟/デ・ステイル/フランク・ロイド・ライト/ロシア構成主義/
ハンガリー構成主義/ライマンシューレ/ヴァイマール国立建築大学/
ブルク・ギービッヒェンシュタイン工芸学校(ハレ)/
ヴフテマス、ヴフテイン モスクワ国立高等芸術技術工房/
シュトゥルム/バウハウス・ヴァイマール
同時代年表
デッサウのバウハウス ヴォルフガング・テナー/ルッツ・シェーベ
デッサウのバウハウス-学校と工房 トルステン・ブルーメ
Chapter 2 デッサウのバウハウス
バウハウスの基礎教育
ヨーゼフ・アルバースの授業/ラスロ・モホイ=ナジの授業/
ヴァシリー・カンディンスキーの授業/パウル・クレーの授業/
ヨースト・シュミットの授業/オスカー・シュレンマーの授業/理論授業
バウハウス・デッサウと日本の構成教育運動前史 細谷誠
工房
バウハウスにおけるタイポグラフィの教育と成果 細谷誠
バウハウス・デッサウの芸術
バウハウスの写真
舞台工房
歴史的なバウハウス舞台-空間劇場 トルステン・ブルーメ
グロピウスとモホイ=ナジのいたバウハウス 島津京
モダニストの居場所-マルセル・ブロイヤーの場合 石川潤
Chapter 3 バウハウスの建築
バウハウスの建築
1928年:デッサウ・バウハウスとハンネス・マイヤーの転換点 冨田英夫
関連資料
バウハウス 授業・工房
バウハウス・デッサウ:カリキュラム(1925年)
文献
作者略歴
出品リスト
挿図リスト
編集:島津京、細谷誠
デザイン:大溝裕、羽野雄大、大塚南海子
表紙イラストレーション:北村ケンジ
印刷:大日本印刷
出版社 publisher:産経新聞社/The Sankei Shimbun
刊行年 year:2008
ページ数 pages:763
サイズ size:H182×W129mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/English
付属品 attachment:ポストカード2葉/two post cards.
状態 condition:表紙背少ヤケ。/slightly sunburned on the spine of the cover.