1966年に青森市から遠野市に移り住み、以来ひたすら遠野に取り憑かれ遠野を撮り続けた写真家・浦田穂一(1933-2004)。彼は1981年にその成果を写真集『
写真 遠野物語』としてまとめたが、本書は彼の没後に遺族から寄託されたプリントと写真のデジタル化によって作成されたデータの全てに目を通し精選された写真集。ここに残されたものはついこの間まで遠野にあった光景のはずだが、時間の経過と共に大きく変貌している点もあり、失われた光景も少なくない。さりげない日常の一瞬は、遠野に住み着いた浦田だからこそ撮れることが可能だったと言える。
解説:石井正己
装幀:日下充典
本文デザイン:KUSAKAHOUSE
印刷所:凸版印刷
製本所:大口製本印刷
出版社 publisher:河出書房新社/Kawadeshoboshinsha
刊行年 year:2009
ページ数 pages:143
サイズ size:H264×W190mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band.
状態 condition:経年並みです。/good.