「BankART 1929」(バンカートイチキュウニーキュウ)は横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラムです。2004年から運営がスタートしました。BankARTは元銀行であったふたつの建物、旧第一銀行と旧富士銀行を芸術文化に利用するという意味を込めた造語(Bank+ART)として命名されました。そしてこれらの建物はどちらも1929年に建てられた歴史があります。 「BankART 1929」は開港都市横浜の地域性を生かし、新しい街のネットワーク構築に寄与すべく様々な企業、団体、アーティストらと協働しながら、美術展や建築展、パフォーマンス、音楽、イベント等多岐にわたる活動を開催し、また同時にスタジオ、スクール、カフェパブ、ショップ、コンテンツ制作、コーディネート事業など、年間数百本の事業を活発に行っています。 こうした活動内容は「BankART 1929」が刊行する出版物で数多く知る事ができます。横浜モダンボーイ、モダンガールをテーマにした写真展図録。朝倉摂、大野一雄、川俣正といったアーティストたちの展覧会カタログ。アーバンデザイナー・北沢猛の都市論。今までの活動報告書として位置づけられるBankART Lifeなどなど。国内外の様々なものや人が行き交う交易都市であった開港都市・横浜の芸術と都市との新たな可能性を探るプロジェクトの記録です。
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